有機汚泥(ビルピット汚泥、グリストラップ汚泥、ヘドロ等)や侵出水、廃液、魚残滓、生糞尿等、それ自身猛烈な臭気のするものや乾燥したとき猛烈な臭気がするものは、蒸発した水分にも高濃度BOD、CODが含まれています。
通常は単独に脱臭装置や巨大な廃水処理設備を設置しますが、前述した廃棄物から出てくる高濃度臭気(数10万レベル)や高濃度BOD(数万ppm)は高低差が激しく、設備の設計が非常に困難でした。 サイクロンドライヤー無廃水・無臭乾燥システムは臭気濃度、BOD濃度の高低差に全く関係なく、オカドラ乾燥機から発生した超高濃度廃水臭気を完全酸化分解し、無臭、無公害の状態で大気に放出し、一滴の廃水も出しません。

被乾燥物は、各受入ピットに投入され、異物等をスクリーンで除去されたのち、各々の貯蔵ピットに移送され、ここからオカドラ・サイクロンドライヤーに一定量が順次供給されます。
オカドラ・サイクロンドライヤーの内部には、サイクロンフィンと呼ばれる特殊なフィンがあり、これが回転して被乾燥物を内面の加熱面に薄膜状に10〜30m/sの高効率速度で接触させ、従来機の5〜8倍の熱効率で乾燥させます。
この時発生する水蒸気には、臭気成分及び溶解性チッソ分(BOD、COD)が含まれています。 この水蒸気は100℃近くの状態でテイネンピ脱臭炉に送り込まれます。ここで直火式燃焼法により、反応温度650℃以上、滞留時間0.3秒で臭気成分とBOD、COD成分を完全分解させます。テイネンピ脱臭炉の最大の特長は、排熱を3段階でフルに回収していることです。1つは反応温度の放熱回収、もう1つは反応時に発生する輻射熱回収、3つめが排熱の間接熱回収です。これにより、廃ガスが反応室に入るまでに500〜550℃まで昇温することができます。 つまり反応温度650℃までにする燃油量は100〜150℃分の上昇量にとどまり、大幅な省エネが実現できる訳です。この様にして臭気成分、BOD、COD成分が完全分解された廃ガスは無公害の水蒸気として大気中に放出されます。
