オカドラのあゆみ その3

乾燥機の常識をくつがえした、オカドラ・トルネードドライヤー誕生

年号が昭和から平成に変わった年の暮れ、乾燥機の歴史を根底から覆す製品が発表されました。それが、タテ型蒸気間接加熱乾燥機「オカドラ・トルネードドライヤー」です。 これまでヨコに寝かした形が常識であった乾燥機を垂直に立てることにより、乾燥能力の驚異的な向上と設置面積の大幅な縮小を同時に実現したのです。
しかも、蒸発能力が4倍以上に高まったため、瞬時に加熱昇温され煮沸現象が起こり、生ものの細胞を分解しながら乾燥できるようになりました。これが、乾燥業界に新風を巻き起こした「ボイル乾燥」という新概念です。ボイルしながら乾燥する、このオカドラだけの技術は、その後様々な形で進化して行きます。
発表の翌年、「オカドラ・トルネードドライヤー」が東京のビル街の社員食堂で、排出される残飯を次から次へと乾燥して粉末状にして行く映像がNHKのニュース番組で映し出されました。 視聴者からNHKを通じて、多くの問い合わせが入り、製品説明、見積引き合いにと、担当者がパニック状態になるほどの反響を呼びました。
「オカドラ・トルネードドライヤー」はそれこそ、オールマイティな乾燥機で、生ゴミ、各種食品廃棄物、魚残滓、汚泥、スラッジの他、これまで通常の乾燥機では不可能とされていた含水率95%以上の廃液をも乾燥できます。廃棄物処理に悩む事業者からの強い要請を受け、日本各地に移動実演車が飛び回りました。実演会場では驚きの声の中、持ち込まれた被乾燥物が次々と粉末状にされていきました。目の前で行われていく乾燥実演に、それまで半信半疑であったユーザーも採用に踏み切るようになり、「オカドラ・トルネードドライヤー」は、飛躍的な普及をとげていきました。

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オカドラ・トルネードドライヤー
(初期のもの)

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移動実演車

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実演中

その後、平成7年には、これまでのトルネードフィンに改良を加えたサイクロンフィンを使った、新構造の「オカドラ・サイクロンドライヤー」や低温蒸発で高品質乾燥を行う、世界最速の「サイクロン真空ドライヤー」も開発し、さらに幅広いニーズに応えていきます。平成8年には、社名も株式会社オカドラと変更し、文字通りオカドラの時代の幕開けとなりました。

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オカドラ・サイクロンドライヤー