応用編・産業廃棄物処理プラント

産業廃棄物総合処理プラント

無廃水・無臭を実現した、オカドラの産業廃棄物総合処理システム、 腐敗物、液状物、含水固形物、生ゴミ、魚介類、化学廃液等を 同一装岡で対応処理。

臭気・廃水を全く出さない完全無公害システム

これまでの産業廃棄物処理には、強烈な悪臭や大量の廃水を伴うのが当たり前とされ、その対応に大規模な設備と莫大な費用がかかっていました。
オカドラはこの常識を覆し、臭気や廃水を全く出さない完全無公害の産業廃棄物総合処理システムを作り上げました。

含水率99~50%の産業廃棄物すべてに対応

産業廃棄物はあらゆる産業から排出されてくるため、種類、形状は多岐にわたっており、何が入ってくるか予測がつきません。また、含水率も9 9 % ( 固形物1 : 水分9 9 ) ~ 5 0 % ( 固形物5 0 : 水分5 0 ) と想定がつかず、日によって大きな変動があるのが現状です。
オカドラの産業廃棄物総合処理しシステムは、こうした産業廃棄物すべてに対応することができます。

液状有機汚泥も直接処理

液状有機汚泥等を処理する場合、オカドラシステムには従来のシステムのように、異物をスクリーンで除去したり固形分を遠心分離して水分を濃縮蒸発し、最後に乾燥またば焼却するという、様々な設備機器は不要です。
バキューム車で吸弓l してきた処理物はオカドラサイクロンドライヤーに直接投入するだけで乾燥固形化するため、設備の簡素化が計れます。
産業廃棄物総合処理プラント

フローシート図

無廃水・無臭乾燥システム

超高効率乾燥処理と同時に、一滴の廃水も出さずに脱臭を 行う完全無公害乾燥システムです。

有機汚泥(ビルピット汚泥、グリストラップ汚泥、ヘドロ等)や浸出水、廃液、魚残滓、生糞尿等、それ自身猛烈な臭気のするものや乾燥したとき猛烈な臭気がするものは、蒸発した水分にも高濃度BOD ,CODが含まれています。
通常は単独に脱臭装置や巨大な廃水処理設備を設置しますが、前述した廃棄物から出てくる高濃度臭気( 数1 0万レベル) や高濃度BOD(数万ppm) は高低差が激しく、設備の設計が非常に困難でした。
サイクロンドライヤー無廃水・無臭乾燥システムは臭気濃度、BOD濃度の高低差に全く関係なく、オカドラ乾燥機から発生した超高濃度廃水臭気を完全酸化分解し、無臭、無公害の状態で大気に放出し、一滴の廃水も出しません。
基本フローシート図

サイクロンドライヤーが高効率乾燥します

被乾燥物は、各受入ピットに投入され、異物等をスクリーンで除去されたのち、各々の貯蔵ピットに移送され、ここからオカドラ・サイクロンドライヤーに一定量が順次供給されます。
オカドラ・サイクロンドライヤーの内部には、サイクロンフィンと呼ばれる特殊なフィンがあり、これが回転して被乾燥物を内面の加熱面に薄膜状に10 ,.., 30m/s の高効率速度で接触させ、従来機の5 ~ 8 倍の熱効率で乾燥させます。

テイネンピが廃水、臭気を完全無公害処理します

この時発生する水蒸気には、臭気成分及び溶解性チッソ分( BOD、COD)が含まれています。この水蒸気は100℃ 近くの状態でテイネンピ脱臭炉に送り込まれます。
ここで直火式燃焼法により、反応温度650℃以上、滞留時間0.3 秒で臭気成分とBOD、COD 成分を完全分解させます。
テイネンピ脱臭炉の最大の特長は、排熱を3段階でフルに回収していることです。1 つは反応温度の放熱回収、もう1 つは反応時に発生する輻射熱回収、3つめが排熱の間接熱回収です。
これにより、廃ガスが反応室に入るまでに500~550℃まで昇温することができます。
つまり反応温度650℃までにする燃油量は100~150℃ 分の上昇量にとどまり、大幅な省エネが実現できる訳です。
この様にして臭気成分、BOD、COD 成分が完全分解された廃ガスは無公害の水蒸気として大気中に放出されます。
熱回収系統図フロー図

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